『RIZIN26』 平本蓮vs萩原京平 吠える狼少年の野望と敗因 ほくそ笑む黒幕柔術家岩崎は新たな名伯楽の予感。
皆さまこんにちは!
今回はRIZIN26裏メインカードとして話題になったこちら!
平本蓮vs萩原京平
について書いていこうと思います。
記者会見から治安の悪さ全開でお送りしていましたこの試合。
楽しみにしていた方も多いのではないのでしょうか?
萩 『マウントを取って肘でボッコボコ』
平 『お前がボコボコにされるだけの試合』
さぁどちらになるでしょうか?
まだご覧になってない方はこちらでご覧になってみて下さい!
Full Fight | 萩原京平 vs. 平本蓮 / Kyohei Hagiwara vs. Ren Hiramoto - RIZIN.26
1ラウンド
さぁファーストコンタクトからバッチバチ
萩原のテイクダウンフェイントから右のオーバーっぽい一打に平本は鬼のショートワンツーを合わせます。しかしテイクダウンを少し見せた事により重いパンチにはならず…萩原今度はタックルを狙います。しっかりタックルを切る平本やるやん。
そこから首相撲の展開も平本が一枚上手な感じ。
ここから少しスタンドの攻防。
雑ながらもしっかりと脅威になる打撃を出すいかにもMMAのストライカーって感じな萩原と
緻密・正確に打撃を組み立てる平本。互角もしくは少し平本優勢かなって印象です。
そして上に貼った動画で2分のところ
萩原は今成ロール?を仕掛けます。と思ったのですが本人の後日談によると
左フックがカウンター気味に入ってのフラッシュダウンだったそうです笑
萩原はYouTubeでUFCのトニー・ファーガソンみたいになりたいと言っていたので
てっきりそれを意識しての今成ロールかと、、、
このフラッシュダウンからの攻防で勝敗は何となく分かれたと思います。
この時平本はパンチが当たりダウンした相手にパウンドを焦ってしまいます。
不安定な状態でのパウンド↓
MMAを少しでもやった事のある方ならわかると思いますが両膝がマットに着き上体は浮いているこの体勢からでは強いパウンドは打てません。
①しっかりとガブって潰してサイドバックからパウンドorチョークを狙う
②はやいとこグラップリングを切り上げて距離を取りスタンド勝負。
どちらかと言えば②の選択をとって欲しかった。残念。
やはりMMAは経験がモノを言うのか。
ハセケンさんと朝倉未来の対談だと彼はグラップリングを本格的に始めて3ヶ月程度だそう。
3ヶ月でここまでよくできるなと思う反面そりゃ負けるよなとも思う。
そしてここから萩原はタックルを決め背中を着かせる事に成功。平本はかなりスタミナを削られたと思います。明らかにグラップリング慣れしてない平本。
左腕の腕力のみで相手の全体重を押し上げるのはかなりの重労働。腰骨前のスペースに左の膝を差し込みたい。(口で言うのは簡単だけどやるのは鬼ムズイ)
この様な寝技の攻防は慣れてないと本当に疲れる。平本はかなり腕力に頼っていたからきっとスタンドに戻ってもガードを上げるのすらきつい状態ではなかろうか。
その後ガブられた体勢から根性でスタンドに戻す平本。動画では3:17のところ。
ここでクラッチを簡単に切られてるあたり萩原もかなり疲労が溜まっていたはず。
このシーン相手からしっかりと離れてスタンドに戻したい!ところでしたがもうフラフラな平本はそれが出来ず上から弱いパンチを打つのが手一杯と言った様子。
(パウンドに焦ったというよりは体が踏ん張れず流れちゃってる感じ)
結局萩原に組まれてしまいます。
その後バッタバッタと倒されマウント→バックマウントとなります。
『マウント取って肘でボッコボコ』を有言実行した萩原。
そしてバックキープのシーン
萩原の4の字クラッチ右足にご注目。
相手の右膝裏に引っ掛けてます。
RIZINファイター萩原京平選手にMMAで最も危険なポジション4の字バックキープを伝授
トップ柔術家岩崎直伝4の字ロック!!
試合の前にこの動画見てた僕は感動しました。
『進研ゼミでやった所だー!』的な気分です。
並べてみるとそのまんまやん。
それ以外にも様々なグラップリングスキルを伝授されていたらしい。
恐るべし。この試合の黒幕は完全に岩崎さんだと思う私でございます。
そしてそこからスクランブル。
お世辞にも寝技が上手いとは言えない萩原。
バックキープは出来ず平本が上をとるシーンがあります。
がここでもやはり平本チャンスを逃します
しっかり襷でクラッチ組んでガブって欲しい…!
これだけチャンスを逃してるとそりゃ勝てないよって。
ハセケンさんのセコンドがなんだかとても虚しく聞こえます…
そして1ラウンド最後のバックチョーク
萩原の後日談(この記事の最後にリンク貼ります)いわく
『そんな生ぬるく終わらせられないからワザと極めなかった』だそうです。
確かにセコンド陣はサッサと絞めろやって言ってますよね笑
目ん玉掌底で話題になった萩原セコンド陣営
個人的には芦田戦の『肘で頭割っちゃお〜♪』
が怖かったです。
芦田セコンドにいる宮田和幸の冷静な『こっから倍返ししよう』も怖いけど。
ちなみにこの試合では平本の打撃にそれ後頭部だよ!とアピール笑
図々しさが半端ない、、、
脱線しましたが
2ラウンド
スタート前
萩原いわく
『とんでもなく疲れてたけど相手が辛そうな顔してたから勝ったなと思った』そうです。
確かに…
マクレガーをきっとリスペクトしてるであろう平本蓮。マクレガーはヌルマゴにバカみたいに殴られたラウンドの後でもまるで自分がポイントリードしているかの様な挑発をしていました。どんなに追い詰められてもクソ生意気な態度が欲しかったぁ…
この圧倒的不利な中最初のパフォーマンスやってほしかった。
この後左フックを抜群のタイミングで入れるももはや力はなく。
タックルのフェイントにも過剰なリアクションをしてしまいあっさりマウント→パウンドアウト。
萩原選手の試合後マイクパフォーマンスはめっちゃ良いなぁと思いました。
そしてインタビュー等散々拒否した平本。
あんだけ言っといてどうしたと大炎上。
そして試合後でこのYouTubeである。
変にいい子ちゃんになってなくてさすがだなと
負けを認めないってのも面白いwww
きっと本人が一番今回の試合は負けたと認知してるはず。
しかしそれは言わずあくまでも今後の大きなビジョンに対しての
負けてない
だと解釈しました。
いいじゃん。頑張って欲しい。
ちなみに萩原選手の後日談
大阪の気の良い兄ちゃんって感じ。あんなに怖いのに普段はこんなんなのか、、
そして最後に気になる対談を貼っておきます。
青木真也×平本蓮 相思相愛!「多くのやつは自分の存在を賭けない」|1.22 青木真也出場 ONE Championship生中継
『負けるのも仕事』『目を伏せるな胸を張れ』
この人が言うと説得力がありますね。
丸くなった(なってない)青木先輩とイケイケな平本後輩って感じで
めっちゃ良い動画だなと思いました。
負けてもなおここまで注目されるのはある意味彼がスターの素質があるという事だと思います。
是非素質で終わらず結果を示して本当のスターになっては欲しい!!
今日はこんな感じです!!
adiós